恵風会 会長挨拶                     


                            会長   谷川雅洋


平成5年7月、当院は当時広島市安佐南地区では数少ない脳神経外科の専門施設として開院致しました。身近な医療施設でありながら、CT, MRI, DSA, 手術用顕微鏡などの最先端の医療機器を導入し、先進医療を実践することにより地域医療に貢献することを目標としております。
  脳卒中や脳腫瘍などの脳神経疾患は、一見症状が軽いように見えても、後に状態が急変したり、あるいは症状が出たときには既に手遅れといった場合もしばしばあり、初期の診断・治療が適切かつ迅速になされたか否かがその後の治療結果に大きな影響を与えると言えます。
当院では迅速な治療方針の決定のため、原則的に患者様が受診された当日にCT, MRI, MRAなどの精密検査を行い必要があれば直ちに治療が開始できるように体制を整えております。診療を担当するのは、常勤の日本脳神経外科学会認定専門医2名で、地域の皆様により先進的な医療を提供できるよう心がけております。
 医療法人恵風会では、H21年7月1日より、荒巻院長のもと、泌尿器科専門クリニックを併設し診療に当たって参りましたが、この度、H28年8月1日から三枝院長に代わり、恵風会から独立した「いるかクリニック」ととして心機一転出直すことになりました。これまでご利用いただいた医療機関の先生方、患者様、誠にありがとうございました。今後とも「いるかクリニック」をよろしくお願いいたします。
 昨今の医療情勢は、厳しいものがありますが、高齢化社会を迎え、地域医療は以前にも増して必要性が叫ばれております。私どもができますのは、それぞれの施設機能を生かした連合体を形成し、隙間がなく質の高い医療を実現することだと考えております。当院が地域に根ざした脳神経外科として、微力ながら地域医療に貢献できますよう鋭意努力する覚悟でございます。
 わたくしは、年齢的な問題もあり、令和7年から毎月第2,4週の水曜日の午前のみの診療とさせていただきます。
今後とも、ご指導、ご鞭撻のほどよろしくお願いいたします。
   

   理事長略歴
   昭和35年     修道高校卒業
   昭和41年     岡山大学医学部卒業 脳神経外科入局
              松山市民病院 脳神経外科
              岡山大学病院 脳神経外科を経て
   昭和57年より   広島市民病院 脳神経外科部長
   平成5年より     谷川脳神経外科を開院 院長
   平成21年8月    恵風会理事長
   平成30年1月   恵風会会長
              日本脳神経外科学会認定専門医 評議員
              医学博士